時刻と日付の計算機
時間・分数計算機


時間・分数計算機

この計算機は、オンライン上のボタン操作だけで簡単に時間計算ができるツールです。

日、時間、および分 20時間6分
時間と分 20時間6分
時間 20.1時間
1,206分
日、時間、および分 3日と4時間15分
時間と分 4時間15分
時間 76.25時間
4,575分

計算にエラーがありました。

目次

  1. 時間をオンラインで計算する
  2. 時間数計算機
  3. 2つの日付をまたぐ場合の計算
  4. この計算機ができること
  5. 時間計測の歴史
    1. 古代から現代にかけて
    2. 時間数のカウント
    3. 日の出からのカウントダウン
    4. 日没からのカウントダウン
    5. 正午からのカウントダウン
    6. 真夜中からのカウントダウン

時間・分数計算機

時間をオンラインで計算する

計算機で行う単純な数字計算は簡単です。しかし、時間の計算となるとそうではありません。1日は24時間、月によって日数は28〜31日と異なり、1年は合計で365日か366日です。 このような疑問を持ったことはありませんか?

  • この出来事はどれくらい続いたんだろう?
  • 真夜中まであと何時間?この時間帯まではあと何時間?
  • 数日、数週間、あるいは数か月離れて起きた出来事の間に何時間が経過したのだろうか?

この計算機がその全てに答えてくれます。

時間数計算機

スタンダードな時間数計算機では、開始時刻と終了時刻を設定します。計算を開始する時刻と終了する時刻を入力して「計算する」ボタンを押すと、2つの時刻の間に何時間経過したのかが表示されます。

例えば、午前8時30分と午後5時30分を入力すると、1日仕事に9時間を費やしていることがすぐに分かります。しかし、この計算機では時間数だけでなく分単位の計算もできてしまいます。

2つの日付をまたぐ場合の計算

24時間以上離れている時刻間が何時間か知りたいとしたらどうしますか?歴史的な出来事が起こるまでの間に何時間が経過したのか知りたいとは思いませんか?そんな時に便利なのが、この多目的な計算機能です。

通常の計算機能と同様に、開始時刻と終了時刻を設定します。しかし、こちらの機能では時間数、時間帯、日付、年をそれぞれ設定して計算を行います。この計算機能では下記の形式で出力が可能です。

  • 日数、時間数、および分。
  • 時間数と分
  • 時間数のみ
  • 分数のみ

この計算機ができること

通常の時間数計算機は、ある出来事がどのくらい続くのか計測するのにも役立ちます。たとえば、あなたはいとこの卒業式に出席するとします。午前11時45分から午後4時までの場合、この2つの時刻を計算機に入力すれば、イベントは4時間15分つまり4.25時間、または255分間続くことが分かります。

もちろん、過去に起きた出来事の時間を調べることも可能です。例えば、あなたは第二次世界大戦に関する本を執筆中で、真珠湾攻撃にかかった時間についてインパクトのある文章を書きたいとします。

軍事記録から、真珠湾攻撃は午前7時48分に始まって午前9時過ぎに終わったことが分かっています。この情報から計算すると、真珠湾攻撃は1時間12分、1.2時間、あるいは72分間かかったということになります。

時間計測の歴史

古代から現代にかけて

古代ギリシャでは、日の出から日没までの時間を季節ごとに異なる12の時間に分けていました。当初は昼だけが12等分で夜は3~4等分されていましたが、ヘレニズム時代には夜も12時間に分けられるようになりました。昼と夜を24時間に分けたのは、紀元前190~120年頃に生きたギリシャの天文学者兼数学者、ニカイアのヒッパルコスが最初でした。

中世の天文学者、イランの数学者アブー・ライハーン・ムハンマド・イブン・アフマド・アル=ビールーニーやフランスの学者ヨハネス・ド・サクロボスコといった人物たちは1時間を60分に、1分を60秒へ分割しました。当初、16進法はバビロニアの天文学者によって使われていたのです。

中世ヨーロッパでは、ローマ式の時計を記して引き続き日時計が使われていました。しかしながら、より重要視されたのは正教会やカトリック教会で使われていた時計でした。日中はローマの市場や教会の鐘に従って、午前6時頃、午前9時頃、正午頃、午後3時頃、そして日没である午後6時頃にならされていました。

フランス革命のさなかに世界共通の10進法が導入され、1793年から1795年にかけて時間制度の改革が行われました。新しい規定ではフランスにおける1時間は1日の1⁄10とされ、さらに100分に分割されていました。しかしこの制度は公的に長く使用されるにいたらず、1795年の法律により以前の方法へ戻されました。これが、現在も私たちが使用している方法です。

メートル法では時間の計測に秒を用います。1952年以降、秒は地球の自転を基準に定義されるようになりました。メートル時間法で3,600秒となります。

時間数のカウント

歴史を通して様々な時間の数え方が生み出されました。現在私たちは午前0時を1日の始まりとしていますが、古代は必ずしもそうではありません。

文明が未発達な古代社会においては、最も分かりやすい日の出と日の入りを基準に時間が数えられていました。正確な時計や近代的な天文器具が発明されてからは、時間の数え始めを巡る問題は解消されました。

日の出からのカウントダウン

古代や中世の文化では、日の出とともに時刻を数え始めるのが習わしでした。当時における人々の生活は、外が明るい時に始まるものだったのです。

日の出が最初の時間の始まりで正午が6時間目の終わり、そして日没が12時間目の終わりとされ、時間の長さは季節によって異なりました。

北半球、特に高緯度の地域では夏の日照時間が冬の日照時間よりも長くなります。日中の1時間は変わらず日の出から日没までの12分の1だったため、このように季節や地域的な要因から一時的に時間の長さが異なるということは人々により認知されていました。

この時間制度はタルムード時間とも呼ばれています。この方式では1時間が日の出から日没までの時間の12分の1であるため、夏は昼間の1時間が夜間の1時間よりも長くなり、冬はその逆となります。

日没からのカウントダウン

いわゆる「イタリア時間」では、1日の最初の1時間は日没の鐘の音で始まります。時間には1〜24までの数字が振られ、14世紀から18世紀にかけてのイタリアではこの時間の区切り方が使われていました。

日中と日没後の時間の長さが変化することにより、季節によって時刻が大幅に違うという現象が生じました。ルガーノでは、12月の日の出は14時、正午は19時である一方、6月には日の出が7時、正午が15時となりました。

この方法では1日の終わりまであと何時間なのかがすぐにわかるため、日没を区切りに働く人々にとっては便利な方法でした。この方式は17世紀までポーランドとボヘミアでも使われていました。

イスラムの1日も日没とともに始まります。1日の最初に行うお祈りであるマグリブは、日没直後から夕暮れ前までに行われます。

正午からのカウントダウン

1925年までの間、天文学者たちの間では何世紀にもわたって正午から時間と日数のカウントが行れていました。正午は最も簡単かつ正確に太陽の位置を観測できる時間帯だったからです。また、ユリウス暦の日数計算も同様の方法で行われていました。

真夜中からのカウントダウン

現代における時刻の表し方では真夜中に時間のカウントが始まり、12時間計と24時間計の両方が使われています。

12時間計は24時間を前半と後半の2つに分割して時刻を表す方式です。前半は正午までで、a.m.(ラテン語で「正午前」を意味する"ante meridiem"から)と表記されます。後半は正午以降で、p.m.(ラテン語で「正午以降」を意味する "post meridiem"から)と表記されます。

そしてそれぞれが12時間で、12(0を意味する)、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11と番号付けがされています。

12時間計は紀元前2千年紀に作られ、イギリス、アイルランド、アメリカ、カナダ(ケベック州を除く)、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、インド、パキスタン、バングラデシュなど旧大英帝国に属していた国々で主に使われています。その他にもメキシコやフィリピンもこの慣習に従っています。

24時間計はアメリカをはじめとする多くの国々で普及している時刻制度で、「ミリタリータイム」とも呼ばれています。24時間時計では1日を真夜中から次の真夜中までの間とし、24時間に分割します。時刻は0時から時間(と分)で表され、0(:00)から23(:59)までとなります。この方式は時刻の表記に関するISOの国際規格、ISO 8601で採用されており、主にヨーロッパ、中南米、アジア、アフリカ地域の非英語圏の国々で主に使われています。

多くの国では12時間時計、または24時間時計と12時間時計を混合した時刻の表し方が採用されています。業界によっては、その国で一般に用いられている方式に関係なく24時間時計を使う場合もあります。

アメリカ英語で「ミリタリータイム」は24時間計のことを指します。アメリカではほとんどの場合時刻を12時間計で表しますが、軍事、航空、航海、気象、天文学、コンピュータサイエンス、物流、病院などといった一部の専門分野では24時間計が広く使われています。ある事件が6時に発生したとして、それが午前なのか午後なのかが重要視されるような分野においては、12時間計の曖昧さが間違いや誤解につながってしまう恐れがあるのです。