BMI計算機

ボディマス指数(BMI)計算機で、あなたの年齢に応じたBMI値と体重を計算することができます。計算機はデフォルトでは「メートル単位」タブが設定されています。アメリカ式をご希望なら、「US単位」タブを、他の単位換算をご希望なら「他単位」タグを選択できます。ポンデラル指数はBMIと同時に計算されます。

BMI概要

BMIは個人の肥満度・痩せ度を身長と体重から計測するものです。また、その人の体細胞組織についての情報も提供します。体重と身長の比率の釣り合いがとれているかどうか査定できます。

BMI計算の結果は、肥満、過体重、標準、痩せのいずれかに決定します。BMIの範囲は痩せすぎであったり、深刻な肥満であるときに、さらに区分されることもあります。BMI範囲は地域や年齢といった要因でも変化します。

肥満や栄養失調には健康面でシビアな結果になり得ます。BMIは健康的な体重を示すには不完全な部分がありますが、追加の検査や作用が必要とされる際には役立ちます。BMIの分類や計算をもっと知りたい場合は下図をご覧ください。

成人のBMIテーブル

この体重分類は世界保健機関(WHO)によって推奨されているものです。成人(18歳以上)のBMI値に基づきます。

カテゴリー	BMI範囲 – ㌔/平方㍍
痩せすぎ	< 16
痩せ	16 - 17
痩せ気味	17 - 18.5
標準	18.5 - 25
過体重	25 - 30
肥満1度	30 - 35
肥満2度	35 - 40
肥満3度	> 40

成人のBMIチャート

このグラフではWHOの分析に基づいた異なるBMI分類を示しています。実線は主な細分化されたはクラスで、点線はより細かな分類を表しています。

2〜20歳の幼児・青少年のBMIテーブル

CDC(疾病対策予防センター)は2〜20歳までの幼児や思春期の青少年の健康状態を評価するためにもBMIを推奨しています。

カテゴリー	パーセンテージ
低体重	<5%
健康的な体重	5% - 85%
過体重の危険性	85% - 95%
過体重	>95%

2〜20歳の幼児・青少年のBMIチャート

CDCは年齢のパーセンテージが上がるにつれて、BMIも上昇することを示したくグラフを作りました。

男児のチャート

女児のチャート

過体重によるリスク要因

肥満は顕著な健康問題が起こる確率を上げてしまいます。CDCは以下のようにリスク要因を挙げています。

• LDLコレステロール(悪玉コレステロール)のレベルが高まり、HDLコレステロール(善玉コレステロール)のレベルを下げ、中性脂肪のレベルを高める
• 血圧を上昇させる
• ２型糖尿病
• 虚血性心疾患
• 胆のう機能障害
• 脳卒中
• 呼吸や無呼吸症候群
• 骨関節炎(関節軟骨の損壊により関節に障害が発生)
• 全体的な生活の質の低下
• ガンの一種(子宮内膜、結腸、乳、肝臓、胆のう、腎臓等)
• うつ病、不安障害等といった精神障害
• 身体を動かすのも難しいほどの痛み
• 健康なBMI値の個人と比較して、BMI値が遥かに高い人は、寿命が早くなる可能性が高まる

過体重であることは色々な面で不利であるかもしれず、身体に壊滅的な影響を与えかねません。健康な体重を示すためにBMIスコアを25km/m²より抑える必要があります。しかし、より良い健康を維持するために何かしら生活の変化が必要であれば、医者の指示に従うのが賢明です。

痩せすぎによるリスク

痩せすぎていることに結びつくリスク要因は以下のものです。

• 血液を巡らせる機能の低下による栄養失調、貧血、ビタミン不足
• 骨密度の低下や構造尤度の減少等の特徴を持つ骨粗しょう症の状態
• 免疫の機能不全
• 成長と発達の問題、特に児童や思春期の青少年
• 手術後の合併症
• 女性は、ホルモンバランスを崩すことで、生殖機能に問題を来たし、月経のサイクルが途絶えてしまう可能性があります。過体重や肥満の女性は妊娠3ヶ月で流産してしまう可能性が高まってしまいます。
• 死亡率が比較的高い

体重の減少は神経性無食欲症のように、リスクがあり、より深刻で潜在的な障害や病気を示唆します。あなたや周囲の人が不明確な理由で体重を減らそうとしている疑いがあれば、医者に相談をしてください。

BMIの欠点

信頼でき、健康的な体重を予測できるため幅広い使われ方をしていますが、BMIにも欠点があります。それはボディメイクを完全に考慮に入れていないことです。体系の多様化や、脂肪、筋肉、骨密度の分布から他の指標と一緒にBMIを使う必要があります。

成人向けに：

オンライン計算機は、身長と体重に基づいてBMIの一般的な推定値を提供しますが、その精度に影響を与える可能性のある特定の要因を考慮していません。BMIは筋肉による体重と脂肪による体重を区別しないため、体脂肪の直接的な指標にはならない。さらに、年齢、性別、人種、筋肉量、運動レベルなど、さまざまな要因がBMIの測定値とその解釈に影響を与える可能性があります。

では、活動的でなく、生活の大半を座るか横たわるかしている老年男性を例にとってみましょう。彼は目に見えて太っていますが、まったく過体重だというわけではありません。客観的な健康の面からはこの人物は健康とは縁遠いですが、BMIの観点からは標準になるでしょう。

反対に、ボディビルダーは力強い筋肉を持っています。筋肉は脂肪より重く、体積は少ないです。BMIの結果では、多くのボディビルダーが標準体重の上限ギリギリか、過体重とみなされてしまいます。同時に、彼らは素晴らしく健康です。人は体をより絞り込んでるように見えても、体格がしっかりしていれば、より重くなるものなのです。

CDC(疾病対策予防センター)のデータは以下のように示しています。

• BMIレベルと同時に、女性は男性より脂肪がつきやすい
• BMIと同じく、高齢になるほど、若い人より脂肪がつきやすい。
• 激しいトレーニングを行っているアスリートほど大きな筋肉量によってBMIは高くなる。

児童・青少年向けに：

青少年や、ましてや児童であっても、BMIの効力を制限する変数が成人と同じように適用されます。身長や性的発達がBMIや脂肪率に影響を与えます。

肥満児には、BMIは過体重の児童より体脂肪が強く予測されます。BMIは高い脂肪量または無脂肪量(脂肪以外の水分、内臓、筋肉等といったすべての体組成)から結果が導き出されます。痩せている児童には、無脂肪量によってBMIの違いが出ることもあります。

一般集団にとって、BMIは低体重、過体重、または肥満であることに関連する潜在的な健康リスクの指標として有用である。しかし、その限界から、BMIは個人の健康と体重を評価するためのいくつかのツールの一つとして、常に他の評価や個人に合わせた健康評価と併用して使用されるべきである。

BMIの公式

下記の方程式は国際単位(SI)と米国慣用単位(USC)でBMIを計算するのに使われています。例としてこれらを身長5フィート10インチ、体重160ポンドの人物に使っていきましょう。

国際単位：

$$BMI=703×\frac{質量(パウンド)}{高さ^{2}(インチ)}=703×\frac{160}{70^{2}}=22.96\frac{キログラム}{メートル^{2}}$$

米国慣用単位:

$$BMI={\frac{質量(キログラム)}{高さ^{2}(メートル)}=\frac{72.57}{1.78^{2}}=22.90\frac{キログラム}{メートル^{2}}}$$

ポンデラル指数

ポンデラル指数(PI)は体重と身長に比例した脂肪率を調べるものです。BMIとポンデラル指数の大きな違いは、ポンデラル指数の公式(下)は平方ではなく立法で求められるということです。

BMIは大きな全体の数値を学ぶのには役立つツールですが、個人の痩せや肥満を決定づけるには信頼性がありません。PIは背の高い人や低い人に使うとより信頼性が増します。BMIは極端な体重や身長の人々の脂肪量が異常に多いか少ないかを判別するのに向いています。

下記はポンデラル指数である人を計算した方程式です。例として身長5フィート10インチ、体重160ポンドの人を使っています。

国際単位：

$$PI={\frac{高さ(インチ)}{\sqrt[3]{質量(パウンド)}}=\frac{70}{{\sqrt[3]{160}}}=12.89\frac{インチ}{\sqrt[3]{パウンド}}}$$

米国慣用単位:

$$PI={\frac{質量(キログラム)}{高さ^{3}(メートル)}=\frac{72.57}{1.78^{3}}}=12.87\frac{キログラム}{メートル^{3}}$$