
組合せ計算機
組合せ計算機(nCr計算機)は、n個のデータからr個を選ぶ組合せの数を瞬時に算出する無料ツールです。順序を区別しない場合の全パターン数を素早く正確に計算します。数学の学習、統計、確率の計算やデータ分析にぜひご活用ください。
組み合わせ
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計算にエラーがありました。
最終更新: 2026年6月3日
目次
- 組み合わせ計算機の使い方と入力ルール
- 場合の数(カウント)の基本原則
- 標本空間(サンプルスペース)
- 組み合わせ(Combination)の計算方法
- 順列(Permutation)の計算方法
- 組み合わせと順列の違い
数学において、特定の集合(データセット)から要素(オブジェクト)を選ぶ方法の数を求めるには、いくつかの計算アプローチがあります。n 個の選択肢から r 個の要素を選ぶパターンはいくつ存在するでしょうか? その答えは、選ぶ際の「順序を考慮するかどうか」、そして「重複を許すかどうか」によって異なります。
順序を考慮せずに n 個の要素から r 個を選ぶ方法は「組み合わせ(Combination)」と呼ばれ、$C(n, r)$ と表記されます。これは二項係数とも呼ばれる重要な数学の概念です。当サイトの便利な組み合わせ計算機を使用すれば、n 個のデータセットから r 個の要素を選ぶ組み合わせの数を瞬時に計算できます。
組み合わせ計算機の使い方と入力ルール
与えられたデータセットに対して、特定の条件や順序に従って要素の一部またはすべてを配置・選択する方法にはいくつかの種類があります。この組み合わせ計算機は、「重複なし」かつ「順序を考慮しない」条件で、n 個の要素から r 個の要素を選ぶ組み合わせの数を正確に算出します。計算機を使用するには、以下の2つの値を入力してください。
- n = 選択対象となる異なる要素(オブジェクト)の総数
- r = 選び出す要素の数(ポジションの数)
組み合わせ計算機を利用する際の重要な条件は以下の通りです。
$$0 ≤ r ≤ n$$
n よりも大きい r の値を入力した場合は、以下のエラーメッセージが表示されます。 "0 ≤ r ≤ n を入力してください。"
場合の数(カウント)の基本原則
場合の数を求める基本的な原則は、複数の事象やタスクの組み合わせを計算する際の基礎となります。場合の数の計算には、主に2つの基本ルールが存在します。
和の法則(足し算のルール)
ある事象Aが m 通りの方法で起こり、別の事象Bが n 通りの方法で起こるとします。これら2つの事象が同時に起こり得ない(互いに排反である)場合、どちらか一方が起こる場合の数は $(m + n)$ 通りとしてカウントできます。
積の法則(掛け算のルール)
ある事象Aが m 通りの方法で起こり、そのそれぞれに対して事象Bが n 通りの方法で起こるとします。これら2つの事象が連続して、あるいは同時に起こる場合、全体の場合の数は $(m × n)$ 通りとなります。
例
あるカフェで、3種類のパイ(アップル、ストロベリー、ブルーベリー)と4種類のドリンク(オレンジ、グレープ、チェリー、パイナップル)が販売されているとします。パイもドリンクもすべて2ドルです。しかし、あなたは手持ちの2ドルしか持っておらず、どちらか1つしか買えません。この場合、選べる商品の選択肢は和の法則により 3 + 4 = 7 通りとなります。
次に、コインを1枚投げて、同時にサイコロを1個振る場合を考えてみましょう。コインの表裏は2通りあり、サイコロの目は6通りあります。これらは同時に発生する事象であるため、積の法則を用いて計算すると、結果の組み合わせは 2 × 6 = 12 通りとなります。
トランプの52枚のデッキから、カードを戻さずに(非復元抽出で)2枚のカードを引く場合を考えます。1枚目のカードの引き方は52通り、2枚目の引き方は51通りです。したがって、2枚のカードを引く手順の総数は 52 × 51 = 2,652 通りとなります。
標本空間(サンプルスペース)
確率論や統計学において、考えられるすべての結果の集合を「標本空間(サンプルスペース)」と呼び、通常は大文字の S で表します。コインとサイコロを同時に投げた場合の標本空間は以下のようになります。
S = {{H,1}, {H,2}, {H,3}, {H,4}, {H,5}, {H,6}, {T,1}, {T,2}, {T,3}, {T,4}, {T,5}, {T,6}}
このように結果は12通り存在します。先述の積の法則(カウントの原則)を使えば、すべての結果を書き出さなくても、実験のパターンの総数を簡単に把握することができます。
組み合わせ(Combination)の計算方法
順序を気にせず、重複を許さずに n 個の選択肢から r 個を選ぶ方法の総数を「組み合わせ」と呼びます。この組み合わせは $C(n, r)$ や ${}_nC_r$ と表記され、二項係数としても知られています。組み合わせの計算公式は以下のように定義されます。
$$C(n,r)=\frac{n!}{r!(n-r)!}$$
数字や文字の後ろについている「!」の記号は、その数の「階乗(Factorial)」を表しています。階乗とは、1からその数までのすべての自然数を掛け合わせたものです。例えば、$n!$ は n の階乗を意味します。数2の階乗は 1 × 2 = 2 です。数3の階乗は 1 × 2 × 3 = 6 です。数4の階乗は 1 × 2 × 3 × 4 = 24 です。数5の階乗は 1 × 2 × 3 × 4 × 5 = 120 となります。なお、階乗は非負の整数(0以上の整数)に対してのみ計算されます。
この公式を用いて組み合わせを計算する際の最も重要なポイントは、「要素の重複が許されないこと」、そして「選ばれた要素の並び順(配置の順序)は考慮されないこと」です。
例 1
以下のような4つの数字の集合があるとします。
{1, 2, 3, 4}
同じ数字を重複して選ぶことができない場合、この集合から2つの数字を選ぶ組み合わせは何通りあるでしょうか?
もし選んだ数字の「順序」を区別する場合、それは「順列(Permutation)」となり、以下の12通りのペアが考えられます。
(1,2), (1,3), (1,4), (2,1), (2,3), (2,4), (3,1), (3,2), (3,4), (4,1), (4,2), (4,3)
しかし、順序を区別しない「組み合わせ」の場合は、以下の6通りのペアのみとなります。
(1,2), (1,3), (1,4), (2,3), (2,4), (3,4)
このように、可能な組み合わせは6通りです。数式を使うことで、すべてのパターンを書き出さなくても簡単に計算できます。この例では $n=4$、$r=2$ となるため、以下のようになります。
$$C(4,2)=\frac{4!}{2!(4-2)!}=\frac{4!}{2!2!}=\frac{4 × 3 × 2 × 1}{(2× 1)(2× 1)}=\frac{24}{4}=6$$
これは、当サイトの組み合わせ計算機が瞬時に導き出す計算結果と全く同じです。
例 2
A、B、C、Dの4つの文字から3つを選ぶ組み合わせは何通りでしょうか? もし順序を区別する順列であれば、24通りの配置が存在します。しかし組み合わせの計算では順序は無視されるため、以下の表における「最初の行」のパターンのみが有効となり、結果として4通りの組み合わせとなります。
| ABC | ABD | ACD | BCD |
|---|---|---|---|
| ACB | ADB | ADC | BDC |
| BAC | BAD | CAD | CBD |
| BCA | BDA | CDA | CDB |
| CAB | DAB | DAC | DBC |
| CBA | DBA | DCA | DCB |
すべての配置をリストアップしなくても、前述の組み合わせの公式を使用すれば、順序を問わない配置の数を簡単に計算できます。ここでは対象となる要素が $n = 4$ 個あり、そこから $r = 3$ 個を選び出すため、計算式は以下のようになります。
$$C\left(n,r\right)=C\left(4,3\right)=\frac{4!}{\left(4-3\right)!3!}=\frac{4!}{1!3!}=4$$
順列(Permutation)の計算方法
順列とは、選んだ要素の「順序」が重要な意味を持つ場合に、その配置パターンが何通りあるかを示すものです。n 個の要素から r 個を選び出して並べる場合の順列の公式は以下の通りです。
$$P\left(n,r\right)=\frac{n!}{\left(n-r\right)!}$$
この公式を用いて順列を計算する際の大きな特徴は、「要素の重複が許されないこと」、そして「要素の並び順が明確に区別されること」の2点です。
例 3
ある企業の採用面接に4人の候補者がいるとします。選考委員会のタスクは、これら4人の候補者に1位から4位までのランク(順位)を付けることです。この場合、以下のような考え方になります。
- 1位の候補者 - 4通りの選び方がある
- 2位の候補者 - 残りの3人から選ぶため、3通りの選び方がある
- 3位の候補者 - 残りの2人から選ぶため、2通りの選び方がある
- 4位の候補者 - 残りの1人となるため、選び方は1通りだけである
ここで積の法則を適用すると、すべての順位付けのパターン数は 4 × 3 × 2 × 1 = 24 通りとなり、これは 4!(4の階乗)と全く同じ計算です。候補者を
{A, B, C, D}
とした場合、考えられるすべての順列の標本空間(サンプルスペース)は以下の表のようになります。
| Aが1位 | Bが1位 | Cが1位 | Dが1位 |
|---|---|---|---|
| ABCD | BACD | CABD | DABC |
| ABDC | BADC | CADB | DACB |
| ACBD | BCAD | CBAD | DBAC |
| ACDB | BCDA | CBDA | DBCA |
| ADBC | BDAC | CDAB | DCAB |
| ADCB | BDCA | CDBA | DCBA |
上記の表のようにすべてのパターンを書き出す代わりに、順列の公式を用いれば即座に配置の総数を導き出せます。この例では、$n = 4$ 人の候補者から $r = 4$ 人全員をランク付けするため、以下のように計算します。
$$P\left(n,r\right)=P\left(4,4\right)=\frac{4!}{\left(4-4\right)!}=\frac{4!}{0!}=24$$
組み合わせと順列の違い
組み合わせ(Combination)と順列(Permutation)の決定的な違いは、「要素の順序を考慮するかどうか」にあります。組み合わせでは選んだ要素の順番は全く関係ありませんが、順列では選んだ要素の並び順が一つ一つ異なるパターンとして区別されます。この違いを理解することが、確率や場合の数の計算を正確に行うための重要な鍵となります。

